保険関連のお仕事に就いている方ならご存知の方も多いと思いますが、保全業務はかなり重要な業務です。
しかし、保険代理店によってはトラブルの元になったり、機会損失が多くなったりと苦労している代理店も多いのではないでしょうか。
一方、保全業務を確実に収益アップへ繋げている「保全に強い」保険代理店も存在していることも事実です。
そこで、保全業務の強化を考えている方へ、保全に強い保険代理店の特徴をご紹介します。
保全業務のメリット
先ほどもお伝えしたように保険代理店にとって保全業務は、単なる契約変更の対応だけではありません。
既存顧客との関係を維持しながら、代理店の収益にも大きく関わる重要な業務です。
保全業務を強化することで、次のようなメリットがあります。
① 解約・失効の防止につながる
保険契約は一度契約すると、お客様の人生に長く寄り添う商品です。
しかし、「いつまでも寄り添う」商品にするには定期的に確認を行う必要があります。
- 連絡が取れない
- 契約内容を理解していない
- ライフスタイルが変化した
などの理由から、解約や失効に繋がるケースもあります。
定期的な保全活動を行うことで、お客様との関係を維持しながら契約継続にも繋げることができます。
② 既存顧客への提案機会が増える
既存顧客との関係が維持できている場合、新しい保険商品の提案もしやすくなります。
近年では円高の影響もあり、保険を見直す家庭も増えてきました。
そんな時に普段から相談できる状態にしておくことで、新たな商品の提案機会へとつながります。
新規顧客の場合は信頼関係の構築から始まりますが、既存顧客であればすでに関係が築かれているため、提案までのハードルも低くなります。
そのため、保全活動は代理店にとってコスパの良い契約機会の創出にも繋がります。
③ 顧客満足度の向上
想像してみましょう。
普段から連絡を取らず、こちらの状況もしていないFPから保険の商品の見直しを提案されたことを。
きっと、「売り上げのため」「ノルマのため」そんなマイナスなイメージを持つことでしょう。
しかし、ちょうど相談したいときや悩み事が増えたときに連絡が来るFPさんや定期的に連絡をくれるFPさんだったらどうでしょう?
きっと自分から商品の提案をお願いしますよね。
このように、保全業務を通しての顧客満足度の向上は、今後のお客様の信頼関係に直結します。
裏を返すと、契約後のフォローがしっかりしている代理店は、お客様からの信頼も高くなります。
例えば、
- 契約内容の確認
- ライフイベントに合わせた提案
- 保険金請求のサポート
などの対応は、お客様の満足度にも大きく影響します。
保全業務が強い保険代理店の特徴
保全業務が強い保険代理店のポイント、それはズバリ「顧客管理」と「共有」です。
この2つ押さえることで効果的な保全活動ができます。
それでは、ポイントを押さえている保全業務に強い保険代理店の特徴をご紹介します。
①顧客情報が一元管理されている
なんと言っても保全業務が強い保険代理店は、顧客の一元管理が徹底されています。
エクセルなどにまとめて運用を徹底している保険代理店はもちろん、CMSツールや自社システムを活用している保険代理店もあります。
しかし、「一度は顧客情報の一元管理を試してみたが、作業が多くなるばかりで効果はなかった」という保険代理店も多いでしょう。
それもそのはず、顧客の一元管理はデータを取れると何でも良いという訳でなく、自社の運用やFPの現場に沿った管理方法でないと効果を発揮しません。
「面談履歴はあまり細かく管理せず、最低限の情報だけ入れるようにする」
「既存の契約情報だけでなく、家族構成まで入力できるようにする」
「契約率の高いFPや、相性の良いFPを事前に管理しておく」
など、まさに痒いところに手が届くシステムを運用して初めて顧客情報の一元管理が実現すると言えます。
②システム担当・システム部署がある
先ほど述べたように、顧客の管理管理の一元化に対して、現場の声をシステム化へ反映させるにはやはり専門家の手助けが必要になります。
経営陣や営業担当からの声をヒアリングして、システム開発・改修を行うシステム担当。
または、システムを改修しながらシステム化の指揮を取ってくれるプロジェクトマネージャーのような人材がいたらかなりシステム化は発展すると言えるでしょう。
しかし、保険業界という専門的な分野の場合、保険に詳しいエンジニアやプロジェクトマネージャーを探すのは至難の業でもあります。
そのため、代理店側で現場の声とエンジニアの橋渡しのような部署を作り、エンジニアなどは業務委託でシステムを開発してもらう方法もあります。
③社内での共有が正確かつ迅速
保険代理店の契約内容と言えば、保険会社とFP間との契約情報の連携はできていても、FPと代理店間の情報共有は後回しになりがちです。
しかし、保全業界に強いFPの場合は契約情報や面談情報、家族構成など契約の提案に必要な情報共有ができています。
そして、社内共有を正確に行なっている場合、
- 顧客とFPとの言った言わない論争
- 退職したFPが社外で勝手に契約を取っている
- スキルや顧客対応の属人化
など、トラブルやクレームの防止に繋がります。
やはり、一番効果的な対策はCMSツールや自社システムなのですが、簡易な情報だけ共有するにはSlackやChatworkなどのチャットスーツも有効です。
一番の近道はシステムに詳しい人を探すこと
ここまでの内容を見て分かるように、保全業務が強い保険代理店、弱い代理店の違いは
「システム化が進んでいるか、いないか」です。
しかし、いきなりシステム化しても代理店内のメンバーは対応できず、かえってコストが掛かっただけという事態も発生します。
そんなトラブルを回避して、迅速にシステム化ができる方法が「システムに詳しい人を探すこと」です。
保全業務の最大の目的に向けてシステム化を図り、社内とのバランスを見ながら最適な提案ができる人材がいてこそシステム化は進んでいきます。
もしも、保全業務の業務の効率化を図りたいと考えている場合、私の経験が役出すかもしれません。
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