独立を考えると「収入の安定」「保険会社との契約」「集客」「法令遵守」など不安を抱える人も多いのではないでしょうか?

実際に、保険営業の現場経験があるが、営業以外の細かな実務で躓く方も多くいらっしゃいます。

独立した後に後悔しないために、独立前に確認すべきことをご紹介します。

独立前に確認するべきこと

独立後は営業スキルや顧客管理方法、提案力がかなり収入に影響します。

また、資格取得や申請処理などはFPの独立に直接影響するため、確実に押さえておく必要があります。

この章では、「やるべきこと・やっておくと便利なこと」を中心にFPの独立を開設します。

①必要な資格・登録と研修の段取り

まず、保険商品を扱う上で、募集人登録研修は保険種類で異なります。そのため、独立前に保険商品ごとの要件確認が必要です。

各保険会社の募集人登録、入社(または代理店)研修、更新研修など履歴書や営業計画書など書類は事前に用意しておくと登録までの期間を短縮することができます。

ここでの注意点は、複数社と契約する場合、それぞれの審査期間を見込んでおくこと。

専属契約の有無や兼業制限は必ず確認してください。

さらに、登録・研修のスケジュールを見積もると計画的に開業ができるでしょう。

②ターゲット市場と強みの明確化

独立後はどうしてもコストや労力のリソースが限られてきます。

そのため、最初は顧客ターゲットを絞ることが有効です。

年齢、職業、家族構成、ライフイベントでセグメント化し、各セグメントに対する提案の核を短くまとめます。

例えば、「男性をターゲット」「女性をターゲット」というより、「30代共働き/学資+医療重視」とある程度顧客と商品を絞っておくだけでもかなり効率的に営業活動ができます。

また、資料やセミナーはターゲットに合わせて作成し、反応を見て改善しながら進めると、より確実なターゲティングができるはずです。

事業立ち上げの手順

保険商品を扱う事業を立ち上げる場合、個人か法人かで税制や社会保険、対外信頼度が変わります。
また、保険会社の代理店基準も企業ごとに異なります。

そのため、立ち上げ前には必ず必要となる開業届や青色申告申請、法人設立登記、社会保険加入の要否を整理しましょう。

さらに、顧問税理士と初年度の収支シミュレーションを作ると安心です。

具体的な方法を説明します。

①個人事業主と法人を比較・検討しておく

まずは、個人と法人のメリット・デメリットを把握しておきましょう。

個人事業主のメリット・デメリット

メリットとしては開業が簡単で維持コストが低く、青色申告による控除(最大65万円)や損失の繰越が可能です。(ただし、申請は必須。)

また、所得が低〜中程度なら税率も比較的低く抑えられる傾向にあります。

しかし、所得が増えると累進課税で税率が上がり、住民税・事業税も含め負担が重くなります。

また、あくまでも個人事業として運用しているため、経費計上や節税の自由度も法人に比べて限定的です。

法人の税制メリット・デメリット

メリットとして自身の所得を役員報酬として分散できるため、所得に対する税金をある程度コントロールできます。

また、自信を会社員とすることにより社会保険に加入することができて、扶養家族も保険対象者にすることが可能です。

つまり、国民保険関連は会社員と同じ条件でのサポートを受けることができます。

一方デメリットは、設立・維持コストが高く、赤字でも法人住民税が発生する点や、事務負担が増える点です。

法人化するとやはり「会社」を運用することになるため、その分の負担が増えるイメージです。

よくあるパターンとしては、独立後”個人事業主”として運用していたが、所得が多くなってきたため”法人化”した。というパターンです。

自分に合った税制を独立前に考えておくことをおすすめします。

②保険会社との代理店契約の流れと必要書類を把握しておく

独立後、すぐに保険代理店として営業できるという訳ではなく、「代理店契約」が必要になります。

代理店契約は審査から研修、システム連携まで段階があり、

  1. 申請書類提出
  2. 審査
  3. 契約
  4. 研修・システム設定

という流れが一般的です。

登録は必要書類の提出から約1ヶ月ほどの時間を要することが多く、もちろん申請されるまで代理店としての活動はできません。

また、審査には履歴書、登記簿謄本(法人の場合)、印鑑証明、営業計画書などの書類も必要です。

ここで、顧客のターゲットや取り扱う保険商品について細かく記載することになります。

そのため、独立 → 申請内容を考える → 申請する という流れでは収益までにかなり時間がかかります。

特に、営業計画書に記載する「ターゲットとする顧客」や「保険商品」については、会社員時代からも考慮できるポイントのため、独立準備期間から用意しておくことをおすすめします。

独立のポイントは”営業に集中できる環境を作れるか”

今回は保険代理店として独立するにあたり、申請 → 営業できるようになるまで の流れについて説明いたしました。

独立と聞くと、「営業スキル」を意識しがちですが、それ以上に「営業に集中できる環境作りができるか」が非常に重要です。

最後に、開業書類や確定申告などは”クラウド”で行うことで申請作業の効率化を省くことができます。

マネーフォワードの場合、開業にも強いため是非おすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。